こんな人におすすめ
- 主夫
- 主夫のパートナー
- 身内に主夫がいる人
自己紹介
- 20代の子なし専業主夫
- 新卒1年目で退職&主夫に
- 理系の大学院卒
主夫は恥ずかしいこと?
結論からいうと、
主夫は恥ずかしいことではありません。
主夫で恥ずかしいと思ったことはないな〜
とはいえ「主夫は恥ずかしい」と考える人が一定数いるのも事実です。
本人だけでなく、主夫の妻や家族にも「恥ずかしい」と感じている人がいるかもしれません。
私の親は世間体の悪さを気にしているみたい
「主夫は恥ずかしい」と思う理由
では、なぜ「主夫は恥ずかしい」と思う人がいるのでしょうか。
考えられる理由をいくつか列挙しました。
「男は働くべき」に反する
「男は仕事、女は家庭」は過去のものになりつつあります。
このご時世で「男は働くべき」と口走れば非難を浴びるでしょう。
しかし、
表立って言う人は減ったものの「男は働くべき」との考えは根強いです。
時代遅れだと理解していても、無意識のうちに過去の考えを踏襲してしまうのです。
「働かない夫」に違和感を抱くのは自然な反応かも
私たちは「男は働くべき」という思想を強固に植え付けられています。
主夫の存在は知っていても、いざ自分ごとになると不寛容な人もいます。
日本人は「働かない夫」を反射的に否定する習性を持っているのでしょう。
反射的に否定して短絡思考に陥るのは賢明ではありませんが。
社会的な成功を収めていない
主夫をしつつ社会的な成功を収めるのは困難です。
社会に大きな価値を提供するには会社などの組織に属する必要があります。
個人が社会に影響を与えるのは難しいよね
主夫よりも会社員の方が社会的な影響力は大きいのです。
会社員と比べて劣等感を抱くのも無理はありません。
しかし、あくまで「社会的成功」という観点で劣っているだけです。
そこまで落ち込む必要はないと考えています。
楽をしている感
楽をするな!苦労をしろ!
みんな頑張っているからお前も頑張れ!
腐るほど聞いたセリフですよね。
(私は反吐が出ます)
私たちは幼い頃から「楽をするのはダメ」と聞かされてきました。
その結果、
楽をしている自分や他人を許せない人が大量生産されたのです。
頑張るのは素晴らしいことです。
しかし、楽をするのは決してダメなことではありません。
みんなが頑張っているからといって自分が頑張る理由にはなりません。
頑張りたい人が頑張ればいいだけの話だね
目立つ
主夫はまだまだマイノリティです。
現役世代の既婚男性に占める主夫の割合は1%未満です(詳しくはこちらの記事)。
恥ずかしがり屋さんは目立つこと自体に恥を感じます。
こればかりは慣れるしかありませんね。
「主夫は恥ずかしい」を断ち切るマインド
「主夫は恥ずかしい」なんて考えなくて済むマインドを紹介します。
世間を気にする方が恥ずかしい
働かない男の世間体は最悪です。
しかし、パートナーさえ理解していれば世間は無視でいいのです。
私たちは大人になる過程でさまざまな「常識」を身につけ(させられ)ます。
そして、常識的に生きた方が世間からは評価されます。
しかし、常識は集団にとって都合がいいだけで個人の都合に合致しているとは限りません。
むしろ個人の都合を無視して集団に迎合するような文句ばかりです。
「常識だから正しい」と考えるのはあまりにも短絡的なのです。
自分の意思を常識で押し殺すのは自分に対して不誠実だよね
常識より自分の考えを優先した方が責任感を持てるでしょう。
世間体を気にして生きる方がよっぽど恥ずかしいことです。
本当に社会的に成功したいの?
主夫は会社員よりも社会的な影響力が小さいです。
でも、本当に社会的に成功したいのでしょうか?
社会的成功を求めていれば主夫になっていないでしょう。
周りと比べて焦っているだけかも?
社会的に成功しなくても満足できるのは素晴らしいことです。
自分の身の回りの小さい社会で充実感を得ていれば文句なしです。
成功しないと満足できない人はある意味でコスパが悪いとも言えます。
社会全般に大きな影響を与えること以外にも充実した生き方はあるのです。
楽をするのは良いこと
楽をするのは決して悪いことではありません。
主夫の使命は快適な生活環境を維持することです。
物事を継続するには「楽であること」が重要です。
一時的に追い込むことはできても、苦労し続けたら心身が壊れますから。
苦労なんて「たまに」でいいよ
そもそも、他者に「お前、楽をしているな?」と言うこと自体がナンセンスです。
楽かどうかは本人にしかわかりません。
楽にできる範囲は人によるからです。
30分勉強して「頑張った」と思う人もいれば、5時間やって初めて「頑張った」と思う人もいます。
人や取り組む物事によって楽にできる範囲が違うのに、第三者が「楽をするな」というのはおかしな話です。
「楽していること」を根拠にした批判は見当違いなのです。
日々の幸せに目を向ける
日々が充実していれば「主夫は恥ずかしいことなのか…?」なんて考えません。
特に「主夫を批判する主夫以外の人」は要注意です。
充実していない人ほど他者批判をしたがるからね
身内の主夫を「恥ずかしい」と思っている人は、他人の心配をする前に自分の心配をしましょう。
充実感は既に身の回りにあったりします。
- ご飯が美味しい
- ゲームが楽しい
- 好きな曲を聴いた
- コーヒーの香りがした
一見しょうもないことでも積み重なれば充実した日になります。
充実した日々を過ごしていれば余計なことを考える暇もありません。
まとめ
主夫はマイノリティです。
「マイノリティでも生きやすい社会にしろ」と叫んだところで、常識で支配された社会は簡単には変わりません。
社会の変化を待つよりもマイノリティ本人が考え方を変える方が簡単です。
周囲の助言を無視することを理想としているわけではありません。
その人が、その人の頭で、ちゃんと考えた末の助言には価値があります。
「常識的に〜」「普通は〜」など自分の口で話せない輩の言葉は聞くに値しないというだけです。
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