- 義両親への結婚挨拶ってどうすればいいの?
- 義両親に主夫を認めてもらえるか心配…
この記事でわかること
- 専業主夫が義両親に結婚挨拶をする方法
- 無理に結婚の挨拶をしなくていい理由
- 結婚における両親の存在について
現役の専業主夫である私の体験談をもとに、主夫の結婚挨拶について語ります。
先に結論からいうと、結婚にあたり両親の同意は必須ではないので心配しなくても大丈夫です。
自己紹介
- 20代の専業主夫
- 新卒1年目で退職し主夫に
- 結婚当初から専業主夫
- 記事を書いている時点で結婚5ヶ月目
主夫の結婚挨拶の実体験
まずは私たちの実体験を紹介します。
私たちは一般的な事例と比べてゆる〜い感じで結婚しました。
- 婚約婚約する
- 婚約数日後妻が妻の親に婚約を報告
主夫になる旨は入籍後に報告
- 婚約1週間後入籍する
- 婚約2週間後夫が夫の親に入籍を報告
帰省したタイミングで報告
- 婚約4ヶ月後夫婦で妻の親に挨拶
「改めてよろしく〜」てな感じの軽いノリ
- 今後夫婦で夫の親に挨拶?
婚約後に夫の両親にはまだ会っていない
一般的には両親に挨拶をして承諾を得てから入籍するケースが多いと思います。
しかし、私たちは両親の承諾を得る前に入籍しました。
妻の両親には妻がLINEで「報告」しただけで、挨拶に行って承諾を得ることはしませんでした。
夫である私の両親にも入籍後に報告しただけです。
私たちは親の承諾を得る工程をすっ飛ばして結婚しました。
ましてや「娘さんを僕にくださいっ!」みたいなアツい展開は全くなかったです。
そんなのやる必要ないですし、やりたくもありません笑
そもそも、結婚において親の同意が不要と考える理由は後半で説明します。
主夫に対する義理の両親の反応
私たちは入籍して4ヶ月後に妻の両親に挨拶をしました。
結婚前から会っていましたし、主夫になることは事前に妻が報告していたので、堅苦しい挨拶ではなくランチで世間話をして終わりました。
では、妻の両親は私が主夫であることに対してどう思っているのでしょうか。
一般的には男が働かないのは許されないイメージですよね。
(イメージ)
主夫?働かないのか!?
無職の男なんかに娘はやらん!
主婦はOKでも主夫はNGと考える人は多いと思います。
実際は一般的なイメージとは裏腹に全く反対されませんでした。
二人(妻と私)で決めたならいいじゃない
今後も仲良く話し合ってね〜
主夫を受け入れてくれたのはありがたいことです。
交際中から両親に何度か会っていたことも関係しているかもしれません。
むしろ、私の両親の方が「ほんとうに主夫でいいのか」と心配しているくらいです。
結婚に両親の同意は不要
大変ありがたいことに私は難なく主夫として認められたわけですが、なかなか認められない場合も多いと思います。
しかし、そもそも結婚にあたって両親の同意は必要なのでしょうか。
結論からいうと、
結婚において両親の同意は単なるオプションと考えています。
「あったらいいけど必須ではない」くらいの感覚です。
家電を買ったときに追加料金を払って保証を手厚くするオプションくらいの必要度です(偏見)。
両親の同意なしに結婚できるのか
両親の同意なしに結婚しても法律上なんの問題もありません。
法律改正によって2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられましたよね。
成人年齢の引き下げに伴い、男性18歳・女性16歳とされていた婚姻開始年齢は男女共に18歳に変更されました。
成人年齢と婚姻開始年齢が男女共に一致したため「未成年の子が婚姻をするには、父母の同意を得なければならない」とする法律は2022年4月に削除されました。
したがって、婚姻に際して両親の同意は完全に不要なのです。
結婚における両親の存在
親の同意は不要でも、家族になるのだから仲良くすべきと考える人は多いのではないでしょうか。
結婚の同意は不要だとしても、義両親とは仲良くすべきだよね
結論からいうと、
義両親と仲良くしようがしまいがどっちでもいい
と考えています。
義理の両親と仲良くしている風の人がたまたま多いだけで、仲良くする義務はありません。
義両親と無理に仲良くしようと心労を抱えるくらいなら関わらない方がいいです。
勘違いされそうですが、私は義両親のことが嫌いじゃないですし関係も良好です。
単に義両親への興味関心が薄く、重要視していないだけです。
私は妻のことが好きで結婚したのであって、妻の親族に特別な思い入れはないです。
妻の両親が悲しんでいてもあまり感情は動かないと思います。
他方、妻の両親が悲しんだことが原因で妻が悲しめば感情は動くでしょう。
あくまで興味関心の対象は妻でしかありません。
冷静に考えれば当然です。
妻とは長きにわたり苦楽を共にしてきましたが、義両親には数回会った程度です。
「妻の両親」という事実だけで思い入れを持つ方が無理があります。
もちろん、義両親と過ごす時間が増えていけば思い入れが増す可能性はあります。
義理の親に興味がないと言うと薄情な印象を持たれますが、義理の親というだけで思い入れを持てる方が私にとっては不思議なのです。
もし義両親との関係に苦悩している主夫がいれば、義両親との関わりを断つことは薄情な選択ではないと自信を持ってください。
(余談) 義両親と仲良くする人が多い理由
考察を裏付けるデータは用意していないので、以下の話は推測の域を出ません。
義両親と仲良くすべきとの考えが根付いている理由を考えてみました。
一言でいえば、昔は義両親と仲良くするメリットがあったからだと思います。
「昔は〜あった」です。
今は義両親と仲良くするメリットが薄れていると思います。
昔は生まれた地で就職、結婚、出産し、家族を中心とする地域コミュニティに依存して生きていく人が大多数でした。
生まれてから死ぬまで両親と同じ地域に暮らすので、体調を崩したときや育児の場面で両親の援助を容易に受けられたのでしょう。
また、介護保険制度が導入される以前は家族で介護を担う必要がありました。
しかし、工業化に伴って仕事が都市部に集中したのに加え、核家族化が進行したことで親元を離れて暮らす人が増えました。
地元以外で結婚する人、地元が別々の人同士で結婚する人も増えたでしょう。
結果として、義両親が日常生活に顔を出す頻度は減り援助も受けにくくなります。
つまり、社会構造の変化により義両親と仲良くするメリットが薄れた一方で、昔の風習に倣って義両親と仲良くすべきと思い込んでいる人が多いと考えられます。
結婚の話ではないですが、日本人が昔の風習に縛られている話は鴻上尚史『「空気」と「世間」』という本に書かれています。
まとめ
この記事では、現役の専業主夫である私の体験談をもとに主夫の結婚挨拶について語りました。
残念ながら「主夫」はまだまだ世間に受け入れられていません。
主夫というだけで結婚を反対する親がいるかもしれません。
しかし、結婚は夫婦間で決断することであって、言ってしまえば両親は部外者です。
義両親との関係で気を病むくらいなら、無理に結婚の挨拶をする必要はないと思います。
義両親との関係を放棄することは決して悪いことではありません。
世間的には「薄情なやつ」「非常識なやつ」と思われるかもしれませんが、世間なんかに振り回される必要はないので大丈夫です。
この記事の他にも、主夫に関する情報を発信しているのでぜひ!
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