この記事の結論
Q. 子なし専業主婦・主夫は寄生虫?
A. 寄生虫とは呼べない
Q. なぜ、寄生虫と呼ばれる?
A. 不幸者が憂さ晴らしをするため
Q. 子なし専業主婦・主夫はどうすべき?
A. 気にせず幸せに暮らす
以降は「子なし専業主婦・主夫」を「子なし専業主婦」と略します。
自己紹介
- 20代の子なし専業主夫
- 新卒1年目で退職し主夫に
子なし専業主婦は寄生虫?
ネット上には「子なし専業主婦は寄生虫」との意見があります。
私が調べた限り、
- 子なし専業主婦を「寄生虫」と呼び誹謗する人
- 「寄生虫」と呼ばれて困惑する子なし専業主婦
の2パターンを見かけました。
「寄生虫」というのは物の例えです。
「子なし専業主婦は配偶者に頼り切り」という意味だろう
果たして、
子なし専業主婦は配偶者に寄生しているのでしょうか?
結論から言うと、私は次のように考えています。
子なし専業主夫(私)の結論
① 子なし専業主婦は「寄生虫」ではない
② 「寄生虫」と呼ぶのは単なる憂さ晴らし
③ 「寄生虫」と呼ばれても幸せならば良い
なぜ、寄生虫呼ばわり?
私は「他人を誹謗するのは不幸な人」と考えています。
「寄生虫」と誹謗する人は、自分に満足できていない?
- 他人を悪く言ってスッキリしたい
- 誰でもいいから不満をぶつけたい
- 悪性の妬み
動機は様々でしょうが、他者を叩いて憂さ晴らしをしていると推察できます。
一言でいうと、
そんな不幸者の戯言を真に受けるだけ時間の無駄です。
一番の被害者は「寄生虫」かもしれません。
寄生虫は大真面目かつ正当に寄生しているのに、悪い喩えに用いれるのですから。
こうしてブログのネタにできるので、私はありがたい
参考:「働かない人はずるい」と嫉妬するなら専業主婦・主夫になろう
参考:【専業主夫になりたい】主夫になるにはどうすればいいのか?
子なし専業主婦にまつわる二つの誤解
不幸者の戯言とはいえ、なぜ子なし専業主婦は叩かれるのでしょうか。
背景には「子なし専業主婦にまつわる誤解」があると考えています。
子なし専業主婦は働かない
一つ目は、
子なし専業主婦は働いていない
という誤解です。
子なし専業主婦は働いていない!
だから寄生虫も同然!
「子なし専業主婦は働いていない」との誤解は、
「働く=金を稼ぐ」という短絡的な理解によるものです。
「働く」をごく狭い範囲でしか考えられていないのでしょう。
「働くこと」の代表例はお金稼ぎ、すなわち賃金労働です。
しかし、世の中には無賃労働もあります。
「金稼ぎこそが労働」と考える人は、お金に囚われ過ぎです。
金を稼ぐ奴がエラい!
キレイゴト抜きに、お金は社会活動を円滑に進める潤滑剤のようなものです。
お金そのものには何の価値もありません。
お金に囚われている自覚がある人には、以下の書籍をオススメします。
参考:「働きたくない」はわがままではない。働きたくない人はどうすべき?
子なし専業主婦は楽をしている
「家事だけなら楽だろ」と考える人もいるでしょう。
私も子なし専業主夫だけど、確かに楽だ!
誰にも拘束されませんし、暇すぎて困る時もあります。
しかし、
楽であることの一体何がダメなのでしょうか?
嫌々苦労している人は、楽している人を許容できないのか?
「苦労=良い、楽=悪い」とするのは苦労賛美主義です。
苦労が賛美される世界では皆が我慢をし、いかに自分が苦労しているかをアピールします。
私は苦労賛美社会をディストピアと考えます。
子なし専業主婦は楽ですが、別に悪いことではありません。
「子なし専業主婦が楽をしている問題」については別記事で語っています。
参考:【暇です】専業主婦が忙しいアピールをすべきでない理由を主夫が語る
子なし専業主婦は寄生虫ではない
「子なし主婦は寄生虫」との意見は真に受けるだけ時間の無駄です。
しかし、あえて真に受けて時間を無駄にしてみます。
モヤモヤしている人は、私の時間を犠牲にして自分の時間を守ってください。
「寄生」かどうかは判別不能
夫婦関係が「寄生」かどうかは判別不能です。
これは「寄生」の本来の意味を辿れば見えてきます。
実は、寄生は共生の一種なのです。
寄生は共生の一種
共生:何かしらの相互関係を持ちながら生活すること全般
寄生:片方が利益を得て、片方が害を被る共生
寄生は、共生の一種だとしても、不公平に感じる人がいるでしょう。
しかし、利害関係は可変的であり固定化されません。
利害関係は可変的であったり観察困難だったりするため、利害関係は考慮せず、複数種の生物が相互関係を持ちつつ同所的に生活している状態がすべて共生と呼ばれている。
Wikipedia『共生』
長々と書きましたが、
- 夫婦の利害を逐一正確に観察するのは不可能
- 「主婦が利益を得続け、夫が害を被り続ける」とは考えにくい
ということです。
夫婦関係を「寄生」と断定するのは不可能です。
一時的に寄生っぽく見えても、それが続くとは限りません。
ましてや夫婦以外の部外者にわかり得る話ではありません。
仮に不公平感があれば、夫婦で調整すれば良いだけです。
批判者が「寄生虫」の本来の意味まで考えているとは思えないけどね…
参考:専業主婦・主夫の存在意義とは?子なし主夫が自身の存在価値を考える
幸せなら寄生虫でも良くね?
身も蓋もない話ですが、
幸せならば寄生虫でも何でも良いのです。
「幸せな寄生虫」or「不幸な非・寄生虫」
私ならば幸せな寄生虫の方がいいです。
なんと呼ばれようが、あなたの暮らしに影響はありません。
寄生虫と呼ばれても、今まで通りの幸せな暮らしが続くだけ
部外者の声は無視して、良い夫婦関係を築くことだけに着目すれば良いのです。
参考:専業主婦はニートと言われても仕方がない。子なし主夫の本音。
まとめ
一部のネット界隈に「子なし専業主婦は寄生虫だ」との意見があります。
子なし専業主婦を寄生虫と誹謗しているのは、自分に満足できていない不幸な人たちです。
そんな不幸者の戯言は真に受けず、スルーしましょう。
「働いていないから」「楽をしているから」と自分を責める必要もありません。
子なし専業主婦は確実に働いていますし、楽をするのは悪いことではありません。
そもそも、寄生していると断定すること時代が不可能です。
部外者に「寄生虫」や「ニート」と名前を付けられて、自分の暮らしぶりに満足していれば良いのです。
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