- どうしたら専業主夫になれる?
- 妻を説得できるかな?
この記事でわかること
- 専業主夫になる方法
- 妻を説得する方法
- 主夫に必要なスキル
会社を辞めて専業主夫になった私の体験談をもとに「専業主夫になる方法」を解説します。
自己紹介
- 20代の子なし専業主夫
- 会社員の妻と二人暮らし
- 元・上場メーカーの開発職
専業主夫になるのは難しい
突然ですが、あなたの知り合いに「専業主夫」はいますか?
おそらく知り合いに主夫がいる人は少ないでしょう。
主夫が少ないわけは、
① 主夫になりたい人が少ない
② 主夫になれる人が少ない
のどっちだろう
ストラテの調査によると10代〜30代の男性の約60%が専業主夫を希望しています。
一方、政府の統計によると10代〜30代の既婚男性のうち専業主夫は1%未満です。
データをもとに考えると、
世の中に主夫が少ない理由は「主夫になれる人が少ないから」
ということになりますね。
専業主夫になるのは難しいんだね
専業主夫になるために必要な3つのこと
専業主夫になるのは難しいですが不可能ではありません。
「専業主夫になるために必要な3つのこと」をクリアできれば主夫になれます。
主夫になるために必要な3つのこと
① 妻を説得する
→経済、精神、生活面の不安を取り除く
② 主夫に必要なスキルを習得する
→家事、料理、節約、精神力、稼ぐ力
③ 周囲の理解を得る
→妻の親、自分の親、勤め先の理解
妻を説得する方法
妻を説得できなければ主夫にはなれません。
妻を説得するには妻が抱く不安について話し合うことが重要です。
私ひとりで家計を維持できるかな?
マイノリティになるけど平気かな?
周りの人にどう思われるかな?
出産のときはどうなるの?
具体的には①経済面、②精神面、③生活面の不安を取り除く必要があります*1。
経済面の不安
妻の収入だけで生活できるかどうか、慎重に検討しましょう。
生活費が足りても、自由に使えるお金や貯蓄がなければ不安は残るかもしれません。
貯蓄分も含め、毎月いくらあれば安心なのかを把握しよう!
毎月の生活費を把握していない人は家計簿をつけた方がいいですね。
自由に転職できなくなりそう…
妻が大黒柱になると転職や退職をためらう可能性もあります。
転職にともなう給与変動、退職時の生活費についても話し合っておきましょう。
精神面の不安
男女関係なく家計を担う側はプレッシャーを感じます。
私が働けなくなったらどうしよう
妻が働けなくなった時の対処法を話し合っておきましょう。
また、周囲の目線が気になる人もいるでしょう。
「妻が稼ぎ、夫は家庭」というスタイルはかなり少数派です。
専業主夫というだけで心配あるいは非難される可能性もあります。
夫は家で家事をしてます
女性が家計を担うなんて大変ですね
(ヒモ男を飼っているのか)
「よそはよそ、うちはうち」と割り切れるかどうかで感じ方は変わるでしょう。
周囲の目線を気にするタイプなら「夫は在宅フリーランスです」と言えば大丈夫です。
生活面の不安
自分(主夫)が家事としてやる仕事を明確にしておきましょう。
どこまでが家事なのか曖昧なことが多いからです。
洗濯を例にとると、
- 脱いだ服を洗濯カゴに入れるのは誰の仕事?
- 洗濯した服をたたむのは誰の仕事?
- たたんだ服をしまうのは誰の仕事?
などです。
細かいことだけど、日々のストレスが溜まるとトラブルになるかも…
「おのおのが自分でやる領域」と「主夫が家事としてやる領域」の線引きをしておいた方がいいです。
また、出産も心配事のひとつでしょう。
出産で仕事を休む場合の対処法も話し合っておきましょう。
主夫に必要な5つのスキル
妻に対する説得力を高めるためにも、主夫スキルをアピールしておきましょう。
家事スキル
家事スキルがなければ話になりません。
主夫になる前から家事スキルを証明できれば説得力が増します。
ぼくは休職期間中に「予行演習」として家事をしていたよ
妻も主夫がいることのメリットを体感できたようです。
「主夫がいる暮らし」の快適さをアピールできれば主夫になれる確率がアップします。
料理スキル
メシマズ夫にならないよう気をつけましょう。
仕事で疲れても美味しいご飯を食べれば元気になりますよね。
忙しい会社員にとっては食事が唯一の娯楽だったり…
妻の仕事のストレスを解消するためにも美味しいご飯を作れるようになりましょう。
主夫になる前から料理スキルをアピールできればいいですね。
節約スキル
妻の経済的不安を和らげるためにも節約は欠かせません。
片働きでも貯蓄があれば安心だよね
無駄な出費を削って貯蓄に回すのも主夫の仕事です。
日々の食費はもちろんのこと、通信費や保険料など固定費にも目を配りましょう。
精神力
意外かもしれませんが、精神力は重要です。
「精神力=周りに流されない揺るがぬ自信」と言い換えてもいいです。
直接いわれたことはないですが、ネットではよく見ます。
主夫の世間体が悪いのは事実です。
ぼくは世間の意見を気にしないタイプだから平気だけど…
また、再就職のハードルや社会との接点が失われるなど現実的な問題もあります。
主夫になりたい人は現実的な問題を見直してから決断しましょう。
稼ぐ力
妻の経済的不安、自分自身のリスクを低減するためにも稼ぐ力は重要です。
稼ぐ力があれば妻が働けなくなっても安心です。
経済的に自立していれば自分も安心だよね
ちなみに私の稼ぐ力(ブログ収益)は「小学生のお小遣いレベル」です笑
周囲の理解を得る
必須ではないですが、周囲の理解を得た方がストレスなく生活できます。
妻の親の理解
自分の娘が大黒柱になれば親も心配でしょう。
私の考えとしては、主夫になるかどうかは夫婦間で合意できればよくて親は無関係です。
とはいえ、主夫として認められれば文句を言われることもないので快適です。
ぼくが主夫になることは入籍前に妻が伝えたよ
「両親の許可を得る」というより「夫婦の決断を報告する」というスタンスで十分です。
自分の親の理解
自分の息子が主夫になる可能性を想定している親は少ないです。
親は男が働くのが当たり前と思っているかも
仮に反対されても毅然とした対応をしましょう。
なぜなら、あなたは親から自立した存在だからです。
いつまでも親子関係を引きずる必要はないので独立した大人として関わりましょう。
自分の勤め先の理解
主夫になりたい会社員は勤め先の理解があると楽です。
男性が寿退社となればザワつくね笑
ちなみに私が退職したのは健康上の理由で、主夫になるためではありませんでした。
しかし、休職中に主夫になると決めたことで退職に踏み切れたのも事実です。
私は「新卒1年目で休職中に主夫になって退職」というザワつき待ったなしの辞め方でした笑
まとめ
会社を辞めて専業主夫になった私の体験談をもとに「専業主夫になる方法」を解説しました。
主夫になりたい人は多くいますが、現代の日本で実際に主夫になるのは難しいです。
しかし、今回紹介したポイントをおさえれば主夫になれる確率を高められます。
主夫になるために必要な3つのこと
① 妻を説得する
→経済、精神、生活面の不安を取り除く
② 主夫に必要なスキルを習得する
→家事、料理、節約、精神力、稼ぐ力
③ 周囲の理解を得る
→妻の親、自分の親、勤め先の理解
結局は妻が納得すれば主夫にはなれます。
スキルや周囲の理解は必須ではありません。
しかし、スキルも周囲の理解も妻を納得させる材料になるので重要です。
主夫として妻にどれだけの付加価値を与えられるかにかかっています。
主夫希望の人は主夫関連の記事をチェックしてみてください。
*1:正確には「不安を取り除く」というよりも「ひとまず現時点で不安なことに対処する」ですね。主夫になる前からすべての不安を取り除くことは困難です。杞憂に終わることもあれば、予想だにしない問題が起こることもあります。元の位置に戻る。
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