【理系必見】大学の研究室とは何をするところ?つらいって本当?

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研究をする女性 大学
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理系学生
理系学生
  • そろそろ研究室に配属されるけど、入ったら何をするの?
  • 大学の理系学部に通っているけど、研究室では何をしているの?
  • 理系学部への進学を検討しているけど、研究室ってどんなところ?

今回は大学の研究室に関するお悩みを解決していきたいと思います。

こんな方にオススメ

  • 研究室に配属される予定の理系大学生
  • 大学の研究室についてあまり知らない人
  • 大学の理系学部への進学を検討している人

本記事では、理系大学生が避けては通れない「研究室」は何をするところなのかを紹介したいと思います。

私は学部4年生の1年間+修士課程の2年間の計3年間、工学部の研究室に所属していました。

本記事では、そんな私の実体験をもとに大学の研究室の実態を紹介していきます。

研究室の3つの実態
  1. 研究室では何をするのか
  2. 講義と研究の違い
  3. 研究室はつらいのか

それでは、ひとつずつ見ていきましょう!

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研究室では何をするのか

実験に失敗した研究者

多くの大学では、3年生の後期か4年生の前期になると研究室に配属されます

どの研究室に配属されるのかは、基本的に学生自身の希望に応じて決まります

しかし、研究室には人数制限が設けられているので希望が100%通るわけではありません

希望者が多い場合は、成績順やくじ引き、じゃんけんなどで決定されるケースもあります。

私の大学では成績順に配属されていたので、人気研究室に入れた人は好成績の学生だけでした。

今日のある分野、入りたい研究室が決まっている人は今から成績を意識しておいた方がいいかもしれません。

肝心の「研究室では何をするか」についてですが、

研究室では特定のテーマについて実験と考察を重ね、その成果を発表します

テーマについては一から自分で考えるケースよりも、教授からの提案をもとに考えるケースが多いです。

研究で扱うテーマはかなり専門的な内容なので、その道の専門家である教授の助け無くして成果をあげることはほぼ不可能です。

特にテーマ設定はその後の命運を大きく左右するので、存分に教授を頼りましょう。

テーマが決まったら、過去の研究事例を参考に研究の目的と計画を定めます。

その後は計画の実行と結果の評価を繰り返し、最終的な成果を発表します。

成果を発表する方法として最もメジャーなのは卒業論文、いわゆる卒論です。

大学生の場合は、ひとまず卒業論文を書くことがゴールと考えて差し支えないです。

実は、卒論を書くのはかなり大変です。

私は4年生になってから配属されたので、1年弱という短い期間で実験をして、それを論文にまとめなければなりませんでした。

卒業論文は大学に提出して終わりですが、優れた成果をあげられた人は学会発表や論文投稿をする場合もあります。

学会発表論文投稿特許取得を目指したい人は大学卒業後に大学院へ進学することをオススメします。

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講義と研究の違い

学校で講義を行う先生

研究室に入る前は教授の講義を受けることがメインです。

しかし、研究室に入ると講義が減る代わりに、研究に割く時間が多くなります

そうなると、講義と研究は何が違うのか気になりますよね。

ここでは、筆者が感じた講義と研究の大きな二つの違いを記します。

一つ目は、

講義には正解がある一方、研究には正解が用意されていない点です。

講義では答えの決まっている問題を解くことで、体系化された知識を学びます。

したがって、講義ではテストやレポートを通じて用意された正解にできるだけ近い解答を作成することで単位を得られます。

一方、研究は現時点で誰も正解を知らない問題の答えを探ります

どうやって答えを導くのか得られた答えらしきものはどれほど正確なのかそもそも苦労して答えを導くほどの価値がある問題なのか、など多くの疑問や不安を抱えながら取り組む必要があります。

二つ目は、

研究は進め方を自分で決める必要がある点です。

講義は「毎週火曜日の9:00〜10:30」のようにスケジュールが決められています。

なおかつ、その日に学習する内容もあらかじめ決められています。

一方で研究は「いつ」「なにを」「どのようにするか」全て自分で決めて実行する必要があります。

もちろん、困った時には先生や先輩に相談しますが、あくまで自分が主体です。

研究は講義とは違って、能動的に動かなければ成果が得られません。

講義と研究のどちらを好むかは個人の特性によると思いますが、研究をする以上は正解がない問題に対して主体的に取り組む必要があることを認識しておいた方がいいです。

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研究室はつらいのか

実験に苦労する研究者

ここまで研究室でやること、講義との違いについて書いてきました。

では、実際のところ研究室はつらいのかどうかが気になりますよね。

結論から言うと、つらいです(笑)

なぜかと言うと、研究成果に対して責任を負わないといけないからです。

ここまで述べてきたように、答えが存在するとは限りませんし、答えを探るプロセスも自分でコントロールする必要があります。

卒業論文の締め切りが近づいてきても、なかなか良い実験結果が得られないと焦ってしまいます。

その反面、成果が出た際にはものすごい達成感がありますし、それを発表すれば自分の成果として正式に認められます

ちなみに私は、自分のペースで物事を進めることが好きなタイプだったのでノビノビと楽しく研究に取り組むことができました。

物事をマイペースに進めたい人の方が、研究を楽しめるかもしれません。

でも、能動的に進める自信がない人も心配しすぎないでください。

「この方法ではうまくいかなかった」というのも立派な成果になり得ます。

もちろんテキトーに取り組んだ結果では意味がありませんが、必ずしも実験に成功したことだけが成果になるわけではありません。

ここまで書いてきたことと矛盾するようですが、卒業論文は研究の練習とも捉えられるので、ぜひ失敗を恐れずに取り組んでください。

まとめ

今回は私の実体験を踏まえつつ、大学の研究室の実態を紹介しました。

研究室に配属されると、今までの講義を受けるだけの生活とは一変します。

そのぶん、研究室に入ると講義だけでは得られない貴重な学びや経験を獲得することができます。

研究を始めるまでは不安だと思いますが、最先端のことに取り組める機会は人生の中でも限られると思うので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

この記事が、いまいち研究室で何をするのかイメージできていない方の助けになれば幸いです。

今回はここまでです!ありがとうございました!

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