【タイプ別】研究室の教授と相性が合う・合わないを見極める方法

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研究室の教授との相性を見極める方法 大学
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研究室の教授に悩む人
研究室の教授に悩む人
  • 研究室の教授と相性が合わない
  • 研究室は教授で選ぶべき?

この記事でわかること

  • 教授との相性を見極める方法
  • 教授のタイプを知る3つの判断基準
  • 教授と相性が合わない場合の対処法

この記事では、工学の修士号を持つ私が研究室の教授との相性について解説しています

自己紹介

がまくん
がまくん
  • 機械系の大学院卒
  • 教授基準で研究室を選んだ
  • 元・上場メーカーの開発職
  • 現在は専業主夫
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研究室では教授が絶対君主

王様のイメージ

教授は研究室の絶対君主です。

〇〇(教授名)研と呼ばれることからも分かるように、研究室は教授のものとの認識が一般的です。

自分のエネルギーを最大限研究に向けるためにも、相性の合う教授のもとで研究することが理想です。

どれだけ研究テーマに興味があっても、教授との相性が合わなければ居心地が悪いでしょう。

研究室選びは教授選びと言っても過言ではありません。

既に研究室を選んでしまった人向けに、後半では相性の悪い教授の対処法も解説しています。

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教授との相性を見極める判断基準

真剣に考える女性

相性を見極めると言われても感覚的な話でわかりにくいですよね。

教授の指導スタイルは千差万別ですが、いくつかのタイプに分けられると考えています。

ここでは私が実際に用いていた3つの判断基準を紹介します。

*二項対立で表現していますが、実際はグラデーションになっていると思ってください。

放任タイプ or 統制タイプ

研究活動の権限をどれだけ学生に与えるかの違いです。

放任タイプ

研究活動の大部分を学生に委ねるタイプです。

自分のペースで進めたい人、研究したいことが明確な人にオススメです。

放任タイプは「学生のやりたいこと」を尊重し、学生を補助する立場に回ってくれます

ただし、人によって放任レベルが違うので注意が必要です。

テーマ設定も進め方も完全フリーとする人。
テーマは教授が提案し進め方は学生に任せる人。
などさまざまです。

放任すぎると逆に困惑する可能性もあるので、自分に合った放任レベルの教授を見つけましょう。

統制タイプ

教授自身が意思決定を下して学生を動かすタイプです。

怠けがちな人、研究したいことが不明確な人にオススメです。

教授は学生より知識と経験が豊富なので、教授が示した方針に従っていれば成果を得られる確率は高いでしょう。

統制タイプはコアタイム制を導入していたり、進捗管理が厳密だったりするのが特徴です。

ただし、教授の統制が行き過ぎるとブラック研究室になるので注意しましょう。

結果重視タイプ or 過程重視タイプ

読んで字の如く、結果と過程のどちらを重視するかの違いです。

結果重視タイプ

結果さえ出せば文句を言わないタイプです。

結果重視タイプは実績を積み上げたい若い教授に多い印象です。

なんとしても研究成果を残したい人にオススメです。

たとえ研究室に行く頻度が少なくても結果さえ出していれば認めてくれます。

逆に言えば、長時間研究したからといって評価されるとは限りません

結果を出せない学生を責める人もいるので気をつけてください

とはいえ、学部卒や修士卒で投稿論文レベルの成果を出すには運要素もあるので、そこまで厳格な結果主義者は少ないと思います。

もしかしたら博士号や研究者を目指す人は自ずと結果重視になるかもしれませんね(私は修士なので推測です)。

過程重視タイプ

研究に取り組む時間や熱心さを重視するタイプです。

結果が伴わなくとも、真面目に取り組んでいれば評価してくれます

過程重視タイプは既に実績を獲得しているベテラン教授に多い印象です。

成果よりも研究を通じた成長を重視する人にオススメです。

失敗続きでも真剣に研究していれば思考力や文章力など、基本能力は成長するはずです。

企業への就職を目指す学生は成績や教授の推薦書のために、成果より教授の評価を優先する戦略もアリだと思います。

もちろん研究成果があるに越したことはないですが。

研究者タイプ or 教育者タイプ

大学教員は研究者であり、教育者でもあります。

研究と教育のどちらに重きを置くのかは教授によって異なります。

研究者タイプ

研究が大好きで実績も豊富な一方、教育にはあまり関心がないタイプです。

「ついてこれる奴だけついてこい」という職人気質な教授ともいえます。

特定のテーマに強い関心がある人、研究者を目指す人にオススメです。

教授と議論する際に話のスピードや知識レベルについていけないと見限られる可能性があります。

逆に教授についていくことができれば大きく成長できるでしょう。

教育者タイプ

研究よりも学生の成長を重視するタイプです。

教育者タイプは学生の主体性を重んじつつも、懇切丁寧に指導してくれます

研究を通じた成長を重視する人にオススメです。

社会に出てから役立つことを優先的に教えてくれる人が多いかもしれません。

また、就職活動の支援や理解を得やすいのも特徴のひとつです。

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教授の人柄を見抜く方法

真剣に見抜こうとしている人

相手の人柄を見抜くのは至難の技です。

しかし、手をこまねいていても意味がないので人柄を見抜けるかもしれない方法を紹介します。

研究室の学生に話を聞く

研究室に所属している学生の話を聞くことがベストです。

その教授の方針が好きで入った学生が多いので、多少のバイアスはあるかもしれません。

しかし、普段から教授と関わっている学生の生の声が最も実情を反映していると考えて間違いないです。

研究室に知り合いがいる場合は教授の人柄について聞いてみましょう。

知り合いがいなくても、研究室説明会のときに聞けるチャンスはあります。

人柄について尋ねる際には前半で紹介した3つの判断基準を参考にしてみてください。

教授の授業を受ける

授業を受けて教授の性格や考え方に直接触れるのも有効です。

間接的な情報ではなく、自分の直感を働かせることができます。

研究室に入る前だと、教授と直接関われる機会は授業くらいしかないと思います。

良くも悪くも気になる教授がいる場合は授業に参加してみてください。

評判を参考にする

評判を参考にするのもアリです。

クセの強い教授だとさまざまな噂話が出回っていることもありますよね。

信憑性を疑う必要はありますが、参考程度にはなるでしょう。

気になる教授の授業を友人が受けていた場合は、感想を聞いてみてください。

教授と相性が合わない場合の対処法

空気感の悪い場所

既に研究室に配属されている人向けに、教授と相性が合わない場合の対処法を紹介します。

とはいえ、教授は研究室の絶対君主なので根本解決は困難な場合が多いです。

まずは聞く姿勢を大切に

まずは、教授の言い分に耳を傾けてみましょう。

教授の方が知識も経験も豊富なので研究については教授の言い分が正しい可能性が高いです。

教授からしても、言うことを聞かないくせに反論ばかりする学生は鬱陶しいだけでしょう。

こちらの意見を聞いて欲しいのなら、まずは相手の意見を聞くことが大切です。

研究室のメンバーを頼る

教授の力を借りないと研究を進められない場合も多いかと思います。

しかし、教授がダメなら可能な限り研究室のメンバーを頼りましょう

経験豊富な先輩がいれば研究の相談相手になってくれるかもしれません。

信頼できる人がいれば教授との人間関係を相談することもできます。

他の研究室に行く

研究室を変えれば教授とはおさらばです。

学部から修士、修士から博士に進学するタイミングは研究室を変えられるチャンスです。

ちょうど進学するタイミングの人は他の研究室を検討してみてください。

研究室の外に助けを求める

教授の言動が明らかに非人道的な場合は研究室の外に逃げましょう

具体的には大学の相談窓口に話をするか、面倒見のいい教授を頼るかです。

教授に人格否定をされて気を病んでしまう学生もいるようなので、逃げる選択肢も持っておいた方が賢明です。

まとめ

この記事では、工学の修士号を持つ私が研究室の教授との相性について解説しました。

教授との相性が合わないと研究生活が一気に息苦しくなってしまいます。

これから研究室を選ぶ人は教授との相性を吟味して決断することをオススメします

既に配属されている人も教授との相性が合わない理由を明確にするだけ一歩前進です。

さいごに、教授との相性が合わなくて本当につらい人は無理せず逃げてください。

心を壊してまで研究する必要はありません。

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