- 結婚式をやらない選択肢なんてあるの?
- 結婚式をしないのは親不孝じゃない?
この記事でわかること
- 私たちが結婚式をしない理由
- 結婚式をしないデメリット&メリット
この記事では、私たち夫婦が結婚式をやらない理由を率直に解説します。
自己紹介
- 20代の専業主夫
- 夫婦ともに結婚式をしたくない派
結婚式をする?しない?
はじめに言っておきますが、結婚式をする人を非難する意図は一切ありません。
結婚式をしたい人は好きにやればいいと思います。
同様に結婚式をしたくない人はしなければいいだけです。
しかし、結婚式をしないのはおかしいと思われることもあるでしょう。
世間的には結婚式をすることが常識とされていますが、結婚式をしない選択肢も等しく尊重されるべきと考えます。
無理に結婚式をやる必要はないんだ
式をしなくても夫婦生活に支障はないね
「結婚式をしない」と堂々と言える人が増えればいいなと思っています。
私たちが結婚式をしない理由
私たちが結婚式をしない理由を紹介します。
*以下は個人の価値観にもとづく拙論に過ぎず第三者を非難する意図はありません。
目立ちたくない
「目立ちたくない」が一番の理由です。
私は目立つことが嫌いです。
ド派手な衣装をまとい、馴れ初めを公開され、恥ずかしげもなく親への手紙を読み上げ、挙句の果てには公衆の面前でキスをするなど正気の沙汰とは思えません。
結婚は夫婦間での契約に過ぎず、夫婦以外の人々はいわば部外者です。
私たちの結婚を大量の部外者たちに、しかも仰々しく祝福されることになんの喜びも感じません。
もちろん「結婚おめでとう」と言われることに違和感は感じません。
それは「おはよう」や「ありがとう」といった挨拶と同じだからです。
わざわざ「式」を挙げてまで祝福されたいモチベーションが皆無なのです。
時間を掛けたくない
結婚式の準備には膨大な時間を要します。
正直、面倒臭いです。
結婚式場探しを手掛けるハナユメによると、結婚式の平均準備期間は約8ヶ月だそうです。
人生でまたとないイベントとはいえ、8ヶ月もの時間を費やしたくないです。
ましてや結婚式の準備で揉めて喧嘩になるなど愚の骨頂としか思えません。
準備で疲弊するくらいなら、夫婦でのんびり過ごす時間に充てた方が賢明です。
大してやりたくもないイベントのために長い時間を費やすなんて論外です。
お金を掛けたくない
結婚情報誌のゼクシィによると、結婚式の費用は平均で約300万円です。
結婚式の費用を知ったときは唖然としました。
庶民の私にとって300万円は大金に他なりません。
準備に時間を要し、当日は実質的に恥晒しの罰ゲームをやらされるのですから、むしろ300万円を貰いたいくらいです。
私は結婚式に300万円を使うくらいなら、実用的なものを買ったり外食や旅行に行ったりする方が充実度が高いです。
実際はご祝儀をもらえるので自己負担額はもっと少ないでしょうが、私はびた一文払いたくありません。
気を遣いたくない
結婚式では主役とはいえ、周囲に気を遣いまくるでしょう。
誰を呼ぶか、どこに座らせるか、料理の内容、引き出物、立ち居振る舞いなどキリがありません。
なかには「付き合いで」招待する人もいるでしょう。
招待された側も同様に「付き合いで」参列します。
ものすごく空虚な行為だと思いませんか?
自分たちの結婚を心の底から祝ってくれる人なんてほんの一部です。
そして、心の底から祝ってくれる稀有な人は結婚式の有無に関わらず喜んでくれます。
その他大多数は「どうでもいい」と思っているはずです。
「どうでもいい」と思うのは当然ですし、なにも悪いことではありません。
ですから、そんな「どうでもいい」結婚式を開催する必然性はないのです。
儀式に意味を見出せない
結婚式に限った話ではなく、私は儀式自体に意味を見出せません。
儀式好きな人がいるのは知っていますし悪いとも思いませんが、私が主体的に儀式を催すことはしたくありません。
結婚式を挙げることは実利が乏しい一方、コストが莫大です。
結婚式の費用対効果は限りなくゼロに近くなります。
数値化できない感動や思い出が目的だとしても、感動も思い出も結婚式以外の手段でより効率的に入手できます。
そんな私が仮に結婚式を挙げたとて、それは愚劣の極みです。
結婚式をしないデメリット
私にとっては大したデメリットではないですが、一応紹介します。
ご祝儀が払い損になる
結婚式をしないとご祝儀の収入はゼロです。
一方、知人の式に参列すればご祝儀として支出が生じます。
結婚式をしない夫婦はご祝儀の収支がマイナスになる確率が非常に高いのです。
収支をマイナスにしないためには、一切の結婚式に参列しないか、参列してもご祝儀を払わないかの二択です。
そこまで徹底して収支にこだわる人はいないと思いますが笑
結婚式をしない夫婦はご祝儀として出ていくお金の方が多いと認識しておく必要があります。
親不孝と勘違いされる
どうやら世間では、結婚式で晴れ姿を見せることを親孝行とする考えが流行ってるようです。
結婚式で親に晴れ姿を見せたい、感謝を伝えたいと思う人は親孝行の場として存分に活用すればいいと思います。
しかし、結婚式をしない人を親不孝者と断罪するのはお節介です。
結婚式をしないなんて親不孝だ
他人の結婚式に口出しする動機は理解不能ですが、実際に「結婚式 しない 親不孝」と検索すればお節介な人を観測できます。
対策としては親不孝と勘違いされることを覚悟しておき、勘違いされても気に留めないことです。
ちなみに私は広い意味で親に感謝していますが、結婚とは無関係な感情です。
私が結婚したのは親のためでもなく、親のおかげでもないので「結婚」と「親への感謝」にはなんの関連性もないのです。
理由を聞かれまくる
結婚式をする人が多数派で、結婚式をするのが当たり前とされている節があります。
「結婚式をしない」と言えば理由を聞かれることでしょう。
結婚しました
おめでとう! 結婚式はいつ?
結婚式はやらないです
え!? なんで?
よくある流れですが、仕方ありません。
質問する側も批判したいわけではなく、純粋に不思議に思っているのだと思います。
結婚式をしないことは世間ではイレギュラーなことなので、理由を聞かれると認識しておきましょう。
結婚式をしないメリット
私たちが結婚式をしない理由でもありますが、結婚式をしないメリットを紹介します。
目立たずに済む
目立ちたくない人は恥ずかしい思いをせずに済みます。
主役になりたくない人にとってはこの上ないメリットですよね。
ただし、世の中には結婚式くらいは主役になりたいと考える人もいます。
主役になりたい派の人は、単に私たちと好みが正反対なだけなので論争するのはナンセンスです。
自由時間が増える
結婚式をしなければ他のことに時間を割けます。
私の妻は会社から結婚休暇として連休を付与されたのですが、仮に結婚式を開催していたら貴重な休暇が準備で潰れていたかもしれません。
結婚式の準備をも楽しめる人はいいですが、他にやりたいことがある人にとって自由時間が増えるのはメリットですよね。
自由に使えるお金が浮く
結婚式にはお金もかかります。
結婚式の費用だけで海外旅行に複数回いけるくらいです。
結婚式に興味がないのなら、他の興味のあることに資金を回せますね。
精神的に楽
結婚式では多方面に気を遣うはずです。
また、結婚式の準備中に夫婦で揉めるリスクもあります。
そもそも結婚式をやらなければストレスは無になります。
結婚式のために心労を抱えるくらいなら、やらない方が精神的に楽です。
まとめ
この記事では、私たちが結婚式をしない理由を解説しました。
結婚式に強い憧れを抱く人がいる一方で、絶対にやりたくない人がいると知ってもらえただけでも大満足です。
結婚式など昔からの慣習が色濃く反映されている事柄だと、個人の意見を言いにくい風潮があるように感じます。
しかし、慣習に沿わないことは目立ちはしますが、悪いことではありません。
慣習に囚われて気を病むくらいなら、個人の思惑を突き通していいと思います。
ましてや結婚は夫婦間の議題であり、夫婦以外の人の意見に耳を傾ける義務はないのですから。
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