- 院生の彼氏が忙しくて会えない…
- 大学院生って忙しいの?
- 研究って何してるの?
この記事でわかること
- 大学院生の彼氏が忙しい理由
- 大学院生が忙しい時期
- 大学院生の彼氏とうまくやっていくコツ
大学院時代に社会人女性と付き合っていた私の体験談をもとに、大学院生の忙しさの理由とうまくやっていくコツを解説します。
自己紹介
- 理系の大学院卒
- 院生時代に社会人の女性と交際
- 卒業後に結婚
- 現在は専業主夫
大学院生は何をしているのか
大学院生といえば研究に打ち込んでいるイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、実際は研究以外のこともやっています。
研究
大学院生の一番の仕事は研究に取り組むことです。
忙しさの主な原因は研究にあります。
研究の忙しさについては後半で詳しく解説しています。
授業
大学院生にも授業はあります。
授業数は少ないですが、専門的な内容なので真面目に勉強しないと単位を取れません。
ぼくの大学では研究活動で得られる12単位に加えて、授業で18単位を取る必要があったよ
授業の単位は1年生のうちに取り切る人がほとんどです。
TA(ティーチング・アシスタント)
TAはティーチング・アシスタントの略で、学部生の授業をサポートする代わりに給料を受け取る制度です。
学校内でできるバイトのようなものだね
バイトとはいえ、教材の準備や質問対応があるので準備学習が欠かせません。
TAは半強制的にやらされるので拒否権がない場合も多いです。
後輩の指導
研究室では先輩が後輩に実験のやり方や資料のまとめ方を教えるのが定番です。
大学院生は学部生の卒業研究の指導を任されることも少なくありません。
時期別の大学院生の忙しさ
大学院は修士課程なら2年間、博士課程ならもう3年間あります。
ここでは修士課程の忙しい時期を解説します。
1年の前期
忙しさレベル:★★★★☆
1年前期は授業メインで合間に研究を進める人が多いです。
1年後期は忙しくなるので、前期に単位を取っておいた方が楽だからです。
院生になったばかりでTAも初体験なので環境に慣れるのにも一苦労します。
1年の後期
忙しさレベル:★★★★★
1年後期が最も忙しい時期です。
研究と授業に加えて、就職活動が本格化します。
研究が順調だと1年後期に学会発表に参加するケースも多いです。
さらに、学部4年生の卒業研究も大詰めとなりの後輩指導も忙しくなります。
2年の前期
忙しさレベル:★★☆☆☆
就活が終われば忙しさはひと段落します。
単位も取り終えてるし、あとは研究だけだ〜
TAと後輩指導も1年生のうちに要領を得ているので負担感は少ないです。
就活が長引くと、2年前期も忙しくなってしまいます。。。
2年の後期
忙しさレベル:★★★★☆
修士論文の執筆や学会発表に向けてひたすら研究する時期です
2年後期の忙しさは、今までどれだけ真面目に研究してきたかによって変わります。
ある程度の実験データを取り終えていれば余裕があります。
一方、今まで研究をサボってきた人にとっては追い込み期間なので多忙を極めます。
彼氏が「研究が忙しい」と言う理由
大学院生の忙しさの主因である研究について解説します。
実験に苦労している
実験というと理科の実験や、薬品を混ぜ混ぜしているイメージがありますよね。
実際には実験といってもさまざまで、実験装置を作ることから始まるケースもあれば、パソコンだけで完結するケースもあります。
理科の実験では先生の指示通りに作業すればほぼ間違いなく成功します。
一方、研究は「仮説を立てる→実験→失敗→仮説を立てる→実験→失敗→仮説を立てる…」みたいな感じです。
失敗が当たり前だし、成功する方法を模索しながら実験しなきゃいけないんだ
ひとつの実験に膨大な時間がかかったりもします。
私がやっていた実験だと準備に4日かかって、実験本番は30時間以上ぶっ通しで寝る間もないような状況でした。
実験は失敗が当たり前だし、実験には膨大な時間を要するので必然的に忙しくなります。
学会発表の準備
学会発表が近づいてくると忙しくなります。
学会発表は専門家たちの前で自分の成果を発表して質問攻めにあう場です。
たかだか2〜3年しか研究していない大学院生が、その道30年の専門家と議論しなければならないのでものすごいプレッシャーです。
学会発表を控えた学生は資料作成と発表練習で手一杯になります。
報告会が多い
学会発表はなくても、研究室内の発表があります。
多くの研究室では定期的に成果報告会が開催されます。
私の研究室では、月1でひとり20〜30分ほど発表していました。
十分な成果がないと、教授に皆の前で詰められることも…
報告会が近づいてくると資料作成に追われる学生が多いです。
ブラック研究室
そもそも彼氏の研究室がブラックという可能性もあります。
ブラック研究室とは拘束時間が長かったり、教授がやたら厳しかったりする研究室です。
「彼氏の研究室、ブラックかも?」と思ったら優しくしてあげてね
(番外編)研究室大好きマン
番外編ですが、単なる「研究室大好きマン」の可能性もあります。
特に目的もなく研究室に来て、仲間と話して帰るだけの人がいるのです。
彼女には「研究が忙しくて…」と言っておきながら、実際は研究室の仲間と話しにいっているだけの可能性もあります。
「研究室に行っている=えらい」と本気で勘違いしている人もいるので厄介です。
研究室ってどんなところ?
大学院生の生息地である研究室はどんなところなのでしょうか。
小さな会社みたいな場所
教授が社長をしている中小企業によく例えられます。
先輩が後輩の面倒をみる風潮があり、上下関係の意識も強い場合が多いです。
会社のようなチームワークは少ないですが、皆がパソコンに向かって作業している様子は会社そのものです。
寝泊まりできる場所
研究室では暮らすこともできます。
実際に研究室で数日寝泊まりしている人も珍しくありません。
研究室には寝袋や簡易ベッドがあり、大学内にシャワーもあるので泊まれるよ
自分のデスクにパジャマやシャンプーを置いている人もいるので異様な光景です。
研究室内のイベントもある
雰囲気にもよりますが、頻繁に飲み会や旅行にいく研究室もあります。
毎年学生が入れ替わるので歓迎会と送別会はほとんどの研究室で行われます。
飲み会が多いと心配かもしれませんが、多くの研究室は男だらけなので心配無用です。
院生の彼氏とうまくやっていくコツ
院生彼氏の特徴をふまえて、うまくやっていくコツを紹介します。
研究内容を知ろうとしてみる
彼氏の研究内容を完全に理解することは難しいかもしれません。
ただ、研究内容を少しでも知ることができれば忙しさに納得しやすいと思います。
私は彼女に実験の内容を説明して、「実験に時間がかかる理由」や「実験が長引いて会う予定が変更になる可能性」を伝えていました。
彼氏が説明してくれない場合は、「発表の練習相手になるよ〜」といって彼氏の発表を聞いてみるのもアリです。
就活の時期は会う頻度を減らしてみる
大学院1年の後期は研究と就活が重なって忙しくなります。
就活がひと段落するまで会う頻度を減らせば、彼氏側にも心の余裕が生まれるはずです。
就活が終われば必ず余裕が生まれるので、就活が終わったあとの予定を考えておくのもいいですね。
急な予定変更を考慮しておく
実験が予想通りに進行せずに長引いてしまうこともあります。
実験はいったん始めると途中でやめられないことが多く、あなたとの予定を変更せざるを得ない状況も出てくるでしょう。
実験する日をあらかじめ聞いておけば急な予定変更を避けられるかもしれません。
まとめ
この記事では、大学院時代に社会人女性と付き合っていた私の体験談をもとに、大学院生の忙しさの理由とうまくやっていくコツを解説しました。
大学院生の彼氏が忙しくて会えないと寂しい思いをしますよね。
ただ、大学院生はまじめな人が多いので、恋愛においても真摯に向き合ってくれるかもしれません。
院生彼氏との関係に悩んでいる人の一助となれば幸いです。
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